わがままなキーボード: シリーズ：ジャケット・デザイン / ロックとイラスト

バッファロー・スプリングフィールド『バッファロー・スプリングフィールド・アゲイン』1967年
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド＆ニコ』1967年
ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス『アクシス：ボールド・アズ・ラヴ』1967年
ビッグ・ブラザー＆ザ・ホールディング・カンパニー『チープ・スリル』1968年
ザ・バンド『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』 1968年
アル・クーパー『フィルモアの奇蹟 / ライブ・アドベンチャー』1969年
クイックシルバー・メッセンジャー・サービス『シェイディ・グローヴ』1969年
ディープ・パープル『ディープ・パープル・イン・ロック』1970年
サンタナ『天の守護神サンタナ / アブラクサス』1970年

選び出すときりが無い。だからマジック・サマーの1967年から、ロックの転換期である1970年までのアルバムに限定した。

ブルーノート・レーベルの創始者であるアルフレッド・ライオンはジャケットを単なるレコードの袋と考えていなかった。そのビジュアル要素が “もう一つの音楽” であることを理解していたからだ。

しかしアルフレッド・ライオンは1967年、自分が生み出し、手塩にかけて育てたブルーノートから去る。

つまりロックが大きな一歩を踏み出した年に、アルフレッド・ライオンはジャズ・シーンから引退することになる。

それは、まるで時代の新陳代謝を象徴しているかのようだ。