2004年5月20日木曜日

Derek & The Dominos / デレク&ザ・ドミノス


Layla & Other Assorted Love Songs / いとしのレイラ
1970

スーパーバンドの誉れ高かったブラインド・フェイスを半年足らずで解散した後、エリック・クラプトンはアメリカでデラニー&ボニー&フレンズのツアーに参加する。そして彼らの音楽から強烈な影響を受ける。

バンド解散などにより、ミュージシャンとしての基礎体力が低下し、自分の音楽スタイルに煮詰まっていた “迷える子羊状態” のクラプトンにとって、デラニー&ボニーが醸し出すアメリカ南部の匂いがプンプンするソウルフルなサウンドは、魅力的で、リアルな存在感を持つものだったのだろう。

クリームやブラインド・フェイスで作り上げた音楽はフェイクだったのだろうか・・・。

このデラニー&ボニー・ショック(?)の後、“アメリカ音楽コンプレックス” を解消するために、クラプトンが結成したバンドがデレク&ザ・ドミノスだ。

デラニー&ボニーから主要メンバーを引き抜き、プロデューサーから紹介されたデュアン・オールマンもゲストとして加わる。このギタリストもアメリカ南部の匂いをプンプン撒き散らす男だ。

駒は揃った。後はプレーだ。

しかしここで聴こえるのはアメリカナイズされた、迷える時代のクラプトンの音楽だ。

クラプトンを中心にとらえると、このアルバムの面白さは半減する。これはあくまでデレク&ザ・ドミノス+デュアン・オールマンのものだ。

クラプトン谷間の時期の作品が《Layla》一曲のためにクラプトンの代表作的な扱いを受けているのも妙だ。

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