2004年5月20日木曜日

Dire Straits / ダイアー・ストレイツ


Dire Straits / ダイアー・ストレイツ
1978

パンク・ロック最盛期の1978年に、まさかこんな渋いギター・バンドが登場するとは思ってもみなかった。

マーク・ノップラーの渋めのヴォーカルと少しレトロでダルな感覚がたまらん。アメリカン・ルーツ・ミュージックをブリテッシュ風ソース和えで提供してくれるバンドだ。

そんな彼らの音楽が評価されたからいいが、この時期にこの手の音で勝負を賭けてくる姿勢はスゴイ。気に入られるか、完全に無視されるかのどちらかだったが、この勝負に勝ったダイアー・ストレイツはワールドワイドな人気を得る。

しかし一歩間違えると、バンド名が意味するような、難儀な状態に落ち込んで、解散していただろう。

※ Direは “悲惨な、無残な”、Straitは “断崖、瀬戸際” の意味:ドラムのピック・ウィザースがメンバーの金欠病状態をからかって言った言葉からこのバンド名が生まれたらしい。

この1作目もいいが、3作目の『Making Movies』に収録されている《Romeo and Juliet》もいいぞ。

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Making Movies / メイキング・ムーヴィーズ


Alchemy / アルケミィ

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