2005年11月25日金曜日

Paco De Lucía / パコ・デ・ルシア


Fuente Y Cauda
1973

私はスペインに行くまで、つまり1978年秋までパコ・デ・ルシアなどどいうギタリストは知らなかった。

1978年以前にすごくコアなフラメンコ・ファン以外で、パコ・デ・ルシアを知っていたのは一部のフュージョン・ファンだけだっただろう。

パコはAl Di Meola / アル・ディ・メオラの1977年のアルバム、『Elegant Gypsy / エレガント・ジプシー』に参加し、それがきっかけでブレイクした。

その後はJohn McLaughlin / ジョン・マクラフリンなんかとも競演し、世界的な人気を確実なものにしてゆく。

別のページにも書いたが、ほぼ同世代を生きたブラジルのギタリスト、バーデン・パウエルなんかと比べると、パコ・デ・ルシアは恵まれたキャリアを送ったのではないだろうか。
Baden Powell / バーデン・パウエル

そんなパコのアルバムを選ぶとすると、
(1)デビューした1967年から1977年までのフラメンコ時代のもの
(2)1977年頃から1980年代半ばまでのジャズ・ギタリストたちとの競演時代のもの
(2)1980年代半ばから現在まで
この三つの時期から選ぶしかないだろう。

そしてその中からの一枚といえば、パコ・デ・ルシアの名刺代わりの一曲、《Entre Dos Aguas / 二筋の川》を含む『Fuente Y Caudal / 二筋の川』(1973年)ということになる。

And More...


若かりし頃のバリッとしたフラメンコが聴きたい方には、
La Fabulosa Guitarra De Paco De Lucía


アル・ディ・メオラやジョン・マクラフリンとのギター・バトルを楽しみたい方には、
Friday Night In San Francisco /
フライデイ・ナイト・イン・サンフランシスコ ~ スーパー・ギター・トリオ・ライヴ!


お小遣いに余裕があり、今のパコってどんな感じ?と興味のある方には、
Cositas Buenas / コシータス・ブエナス

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