2010年1月20日水曜日
ブルース漬けの日々
年末、ふらりとCD屋さんに立ち寄り、ふらりとブルースのコーナーを覗くと、P-VINE RECORDSから戦前の古いブルースのCDが廉価盤で再販されていた。
今までなら妙なデジパック仕様で2,800円くらいで売られていた戦前の古いブルースのCDが、何と1枚 / 1,500円! 懐具合が津軽海峡冬景色的にいつも寒い私にとっては嬉しい値段だ。
そんな訳で、1枚買い、もう1枚買い、そしてまた1枚買い、年末から古いブルースにどっぷりハマってしまった。
いや~、いいですねぇ、古いブルースは。
チリチリ・カリカリとなんとなく懐かしいスクラッチノイズの後ろから滲み出てくる切なさ、やるせなさ、ほのかな喜び。
一人でアコースティックギターを弾き、一人で歌うだけのシンプルなものが多いが、もうそれで十分。サントリーのシングルモルトウィスキー、“山崎” の有名なコピーではないが、「何も足さない、何も引かない」。
戦後の洒落たモダン・ブルースと違い、戦前の古いブルースには、妙な表現だけれど、“木目の朴訥さ” がある。
少しとぼけた感じで、穏やかに歌うRobert Wilkins / ロバート・ウィルキンス、ハイトーンで滔々と歌うBlind Willie McTell / ブラインド・ウィリー・マクテルをよく聴いている。
ギターが無茶苦茶達者なBlind Blake / ブラインド・ブレイクとBig Bill Broonzy / ビック・ビル・ブルーンジーも素晴らしい。
迫力あるダミ声のCharley Patton / チャーリー・パットンや、救いようのない真っ暗さのBlind Lemon Jefferson / ブラインド・レモン・ジェファスンもクセになる。
さて、ブルース漬けの日々はいつまで続くことやら・・・。
The Father of the Chicago Blues Guitar
Big Bill Broonzy / ビック・ビル・ブルーンジー
The Best of Blind Blake
Blind Blake / ブラインド・ブレイク
The Best of Blind Lemon Jefferson
Blind Lemon Jefferson / ブラインド・レモン・ジェファスン
The Best of Blind Willie McTell
Blind Willie McTell / ブラインド・ウィリー・マクテル
The Best of Charley Patton
Charley Patton / チャーリー・パットン
Prodigal Son
Robert Wilkins / ロバート・ウィルキンス
Devil Got My Woman
Skip James / スキップ・ジェイムス
update 2010/01/20
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音楽
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