2009年11月20日金曜日
ブログを書く理由とは?
父親とは色々な理由で疎遠になっていた。
父親は2005年5月、定期健診で入院中に、あっけなく逝った。
父親とはもう少し色々な話をしておけばよかった。
父親が子どもの頃の話、学生時代の話、好きだった読書のことなど・・・。
父親がどのように考え、感じ、生活していたのか、そんなことを訊くことはもう出来ない。
後悔先に立たず。
パソコンの向こう側にいる方々は、私の書いた駄文を読んで、楽しんだり、考えたり、はたまた激怒されているかもしれない。
それはそれで有り難いことであり、残念なことだ。
しかし私はパソコンの向こう側にいる方々のご機嫌をとるために書いている訳ではない。また広告業を生業としているのでアフィリエイトに興味はあるが、それで一儲けしようと書いている訳でもない。
では誰のために、何のために?
それは息子に色々なことを伝えておきたいからだ。
息子にとっては “ありがた迷惑” なことかもしれない。
しかし自分の父親がどんな人物であったかを、つまり自分のルーツの一部を、なんとなく理解したいと思った時に、このブログが少しでも役立てばと思っている。
息子が大きくなり、私に色々な事を訊くようになる前に、私の脳細胞が破壊され、ボケてしまうかもしれないし、昔のことなどを話すのが面倒になっているかもしれない。
それにいつでも気軽に話し合えるようなところにお互いが住んでいないかもしれない。
私が19歳で家を飛び出したように。
息子が大学生ぐらいになれば、このブログのアドレスを教えようかと思っている。
読む・読まないは息子の自由だ。
しかしどちらかを選択出来るようにはしておきたい。
こんなことを書いていると、自分で自分の葬式の段取りをしているようで、妙な気分だ。
update 2009/11/20
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雑感
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2 件のコメント:
ああ、なるほど。音楽だけ(でもスゴイですが)ではない膨大なコンテンツはそのためでしたか。
子供のため、とは自分がブログを書くなかでは思いもよらないことでしたし、実際、小生の豚児(小学生)は父親のブログの存在を知っていますが、今のところあまり興味はないみたいです。
でもアラフィフですから、考えてみれば、いつ突然死んでもおかしくはないわけで、そう思うと小生も、趣味や雑感だけでなく、自分史みたいのを書いてみたくなりました。
ただ、今のところBloggerの方は、素性を明かさないスタンスでやってるので、本名出してる本業ブログの方でやってみようかなあ……。
≫ みのりんさんへ
音楽に関する原稿も本当は息子用みたいなものです。知らないうちに溜まった私のCDに息子が興味を持った時にでも役立てばと思っています。息子も中学2年生になり、最近ちょくちょくピンク・フロイドやYMOのことを訊ねてくるようになりました。
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