2001年7月24日火曜日
家出のすすめ
両親と住んでいると何かと楽で便利だ。
しかし人間、働くようになれば家を出るべきだと思う。給料もらって一人前の大人なら家を出るべきだと思う。自分で生活のやりくりをするのは大人になる為の第一歩なのだから。
殆どの場合、家賃、電気代等はタダだ。少しばかり、家賃を納めていても、大概の場合、両親が結婚するまで貯金してくれている場合が多いらしい。
両親よ、そんなお金は使ってしまえ。旅行に行くなり、美味いものでも食いに行くなり、好きなように使ってしまえ。
トイレットペーパーは自動的に補充されているし、三食・風呂・掃除・洗濯付きの生活だから自分でする事は遊ぶ事ぐらいだ。
両親よ、メシ代、風呂代、掃除代、洗濯代を徴収したまえ。そして、そのお金を自分達の道楽に使ってしまえ。
寄生するのが当たり前と思っているパラサイト・シングル。
金のある子供達はブランド品を買い漁る。女の子はヴィトン、シャネル、グッチで身を固め、男の子は新車でドライブ。金は自分達が使う為にある。両親に払う為の金なんか無い。
日本の消費社会はパラサイト・シングル達に支えられている。
金を使ってくれる
両親の生活はまったく楽にならないが、それでも本人達は不思議がらない。寄生させているのが正しい親子関係と誤解している。
殆どのフランス人は働くようになれば家を出て、自活する。
だから若い連中の生活はつつましい。女の子は派手な衣服やバックで着飾らない。男の子も中古のポンコツ車に乗るのが関の山だ。 自分で生活のやりくりをしているのだから金銭感覚はしっかりしている。何かを買うにしても、本当にそれが必要かを熟考して から判断を下す。
一人で生活するのは大人になるための通過儀礼のようなもので、そこから社会を学び、そこで生活する術を身に付ける。
宿主である両親が子供に寄生させる事を許している、子供を大人にさせない社会。
子供相手の商売で成り立っている日本経済。
規制緩和は必要だが、寄生緩和は必要ない。
update 2001/07
ラベル:
雑感
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