2001年7月25日水曜日
蝉の鳴き声 / 男の世界、ミスター・マンディ、霧の中の二人
夏になると蝉の鳴き声が聞こえる。
自宅の周りは結構緑が多く、油蝉がみぃ~ん、みぃ~んと煩いほど鳴いている。
油蝉でも根性のあるヤツはマンションの8階まで上り、クーラーの室外機の裏あたりに隠れて、みぃ~ん、みぃ~ん と鳴くのだからたまらない。
しかし多くの昆虫と同じで、蝉も長い間暗い土のなかで幼虫時代を過ごし、脱皮してなんとか成虫になっても一夏の命。
諸行無常というか、なんとなく哀れに思えてくる。
蝉の立場になって考えると(?)鳴きたい気持ちも解るので、少し煩いけれど我慢している。
ようやく成虫になったんだから鳴きたいんだろう。大人になったんだから派手に騒ぎたいんだろう。アホな人間も成人式で騒ぐじゃないか。 オレもここにいるんだ、と主張したいんだろう。死ぬ前に皆で一発盛り上がりたいんだろう。
蝉の鳴き声については、生物学者・昆虫屋さんは別の考えを持っておられると思うが、私は門外漢、自己流の考えがあってもいいだろう。そもそも大体アレは鳴き声ではないんですよ・・・、 正確には・・・、なんて野暮な事は止めよう。
蝉の鳴き声を聞いて、ふと、昔のヒット曲を思い出した。
蝉の鳴き声ほど短い期間ではないが、70年頃、時期は異なるが、深夜放送を聞いていたら、いつもラジオから流れていた3つの曲。その後、ヒットに恵まれず、 一発屋というか、 その曲だけで終わってしまったミュージシャンたち。その曲名も、ミュージシャンの名前もすぐに忘れ去られた。 ひょっとしたら本国ではその後も地道に活躍していたのだろうか?
霧の中の男の世界は月曜日
男性用化粧品メーカー、マンダムのCMでヒットしたジェリー・ウォレスの《男の世界》。このCMでチャールズ・ ブロンソンの人気にも火がついた。
カナダ出身のご夫婦バンド(だったと思う)、オリジナル・キャストの《ミスター・マンディ》。
同じくカナダ出身のバンド、マシュマカーンの《霧の中の二人》。このバンドはグランド・ファンク・レイルロードのコンサートに前座として71年・夏に来日。大阪公演は、なくなってしまった難波の大阪球場だった。
今、この3曲が聴きたい。
蝉の鳴き声が終わるまでに聴きたい。
update 2001/07
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