2004年6月30日水曜日

Neil Young / ニール・ヤング


Harvest / ハーヴェスト
1972

さまよえるカナダ人、ニール・ヤングのベストセラー・アルバムだ。

このアルバム『Harvest / ハーヴェスト』と前作の『After The Gold Rush / アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』がニールのフォーク・ロック時代の大集成で、そこには麦の香りがする素朴な “収穫物” がたっぷり詰まっている。

ロックは青年期の音楽だが、特にニール・ヤングの上記の2作は絶対に青春期に聴くべきものだ。

大人の世界とはどんな処なのだろうか。自分の居る場所はそこにあるのだろ うか。

人一倍背の高いカナダ人にとってアメリカは “異国” であり、大人の世界を象徴するものだったのかもしれない。

子供が大人の世界に踏み込んだ時の居心地の悪さ、疎外感をこのカナダ人は子供の目から見た素直な驚きとして、かすんだ憂いのある歌声で伝える。

自分の居るべき場所にある “黄金の心” を求めて旅を続けるニールの姿に少し涙。

And I am getting old...

And More...


After The Gold Rush / アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ


Tonight's the Night / 今宵その夜

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