2004年6月30日水曜日
Nice, the / ナイス
Nice / ナイス
1969
ナイスはEL&P前にキース・エマーソンが活躍していたトリオ・バンドだ。
アルバムの前半はスタジオ録音で、そこはまるでキース・エマーソンのキーボード・テクニック品評会のようだ。ある時はホンキー・トンク風だったり、クラシック風だったり、キースが持つ沢山の引出しには驚くばかり。
そしてこのアルバムの山場、ライブ録音の《Rondo 69》と 《She Belongs To Me》がやってくる。
《Rondo 69》ではリー・ジャクソンのベースとキース・エマーソンのキーボードの絡みがたまらん。
ギターの歪んだノイジーなサウンドが無くてもへヴィなロックが成立することを縦横無尽に暴れ回るキースのキーボードが証明している。
ボブ・ディランの曲 《She Belongs To Me》では映画『荒野の7人』のテーマ(注:マルボーロのテーマではない!)やバッハのメロディーまでが飛び出す滅茶苦茶さ。こんな破廉恥なところが大好きだなぁ。
ナイスのサウンドはこのアルバムでほとんど完成された。残された道はキース・エマーソン独演会しかないだろう。
And More...
Ars Longa Vita Brevis / 少年易老学難成
Five Bridges / 五つの橋
Elegy / エレジー
ラベル:
音楽
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿