2004年6月10日木曜日

John Hammond / ジョン・ハモンド


Country Blues / カントリー・ブルース
1965

ブルースかロックか?

かつて議論された「ロックとホワイト・ブルースの違いとは?」なんて古いテーマを思い出してしまう、白人によるブルース&ロックのバイリンガルなアルバムが本作だ。

結論から言うと、スタイルこそブルースっぽいが、ここで醸し出される雰囲気はやはりロックのものだ。

ジョン・ハモンドの父親は初期ボブ・ディランや、たくさんのジャズ歌手のプロデューサーとして有名なジョン・ポール・ハモンド。

このアルバムを作ったのは、そんな父親から音楽的影響を受けた育ったジョン・へンリー・ハモンドなのだ。この辺りはすこしややこしい。

これは息子・ジョン・ハモンドの3作目のアルバムで、ロバート・ジョンスンやジョン・リー・フッカーなどブルース界の巨匠たちの作品をブルース・フィーリングたっぷりのドブロ・ギターとハーモニカで歌い上げている。

1曲目の《Traveling Riverside Blues》からしびれるぜ。

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