2004年10月10日日曜日

Schubert, Franz / フランツ・シューベルト


Schubert, Franz 1797-1828

Lieder / 歌曲集


Elisabeth Schwarzkopf / エリザベート・シュワルツコップ (ソプラノ)
Edwin Fischer / エトヴィン・フィッシャー (ピアノ)
rec. 1952

歌伴奏の名手、エドウィン・フィッシャーのピアノをバックにエリザベート・シュワルツコップが繊細な声で、丁寧に歌い上げる歌曲集。

きっちりとした音楽を聴いた充実感が味わえる、愛すべき素晴らしい小品。

これは曲が素晴らしのか、エリザベート・シュワルツコップの歌とエトヴィン・フィッシャーのピアノが素晴らしいのか? 

多分、この3つが奇跡的に揃い、生まれた名盤だろう。

1952年のモノラル録音だが、これからもず~っと生き残ってほしい名盤。



Sämtliche Sinfonien / 交響曲全集

Herbert Blomstedt / ヘルベルト・ブロムシュテット
Staatskapelle Dresden / シュターツカペレ・ドレスデン
rec. 1982-1984

Sir Colin Davis / サー・コリン・デイヴィス
Staatskapelle Dresden / シュターツカペレ・ドレスデン
rec. 1996


Istvan Kertesz / イシュトヴァン・ケルテス
Wiener Philharmoniker / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
rec. 1963-1971

シューベルトの交響曲では8番『未完成』や9番『ザ・グレート』が有名だが、モーツァルト的優雅さを残した1番、3番あたりも捨てがたい。

となると、どうせ1番~9番までなのだから全集を購入しておいた方が結局はお得だ。

ヘルベルト・ブロムシュテット&シュターツカペレ・ドレスデンのコンビはクセが無く、いつ聴いても飽きない。

また、同じシュターツカペレ・ドレスデンと録音したサー・コリン・デイヴィス盤の滑らかで、清冽な演奏も捨てがたい。

しかし同じオーケストラでも時代、指揮者、レーベルにより、こうも音の響きが違うものなのだろうか。

東西ドイツが統一される6~8年前のシュターツカペレ・ドレスデン晩年期の録音と統一から6年を経た“新生”シュターツカペレ・ドレスデンの音を聴き比べるのも良し。

ケルテス盤は演奏するのがウィーン・フィルだけに、音は柔らかだが、構造はしっかりとしている。

筋肉質ではあるが、関節の可動域が広く、柔軟で下半身の強いシューベルトとでも言うべきか。優しく流れる “優男的” なデイヴィス盤と聴き比べると面白い。



Sinfonie Nr. 8 h-Moll "Unvollendete" / 交響曲第8番 ロ短調『未完成』
Sinfonie Nr. 9 C-Dur "Große" / 交響曲第9番 ハ長調 『ザ・グレート』

有名な8番『未完成』と9番『ザ・グレート』だけで十分な方には、以下辺りを・・・。

Istvan Kertesz / イシュトヴァン・ケルテス
Wiener Philharmoniker / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
rec. 1963


Karl Böhm / カール・ベーム
Berliner Philharmoniker / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
rec. 1963

Leonard Bernstein / レナード・バーンスタイン
Royal Concertgebouw Orchestra / ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
rec. 1987

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