2001年6月25日月曜日

自動販売機の謎


日本は自動販売機だらけだ。

清涼飲料、酒、煙草等がいたるところで簡単に買える。

そして驚くべきは、その殆ど、99%以上の自動販売機が正常に作動している事だ。

当然、フランスにも自動販売機はある。

しかし地下鉄の駅やSNCF(フランスの国鉄)の主要駅とかに少し設置されている程度で、街中で見かけることは殆ど無い。

売られているのもチョコレートやガム等で、日本の様に清涼飲料やビール、煙草等は無い。

そして驚くべきは、その殆どの自動販売機が壊れている事だ。おつりが出ない程度ならまだしも、商品が出ない、入れた金も戻らない場合も多々ある。

清涼飲料やビール等はスーパーで買う。ちょっと喉が乾けば、カフェで何かを飲む。日本には自動販売機がいたる所にある様に、フランスにはカフェがいたる所にある。そして煙草はカフェの中にある煙草コーナー(煙草以外にもチョコレートやガム等も売っている)で買う。

日本でこれほど自動販売機が普及したのは、多分日本の治安の良さと関係していると思う。当然、自動販売機には商品が詰まっている。それに現金も詰まっている。つまり日本では、



商品と現金が街角に放置されている



フランスで日本と同じ様な自動販売機を設置すると、数日後、その自動販売機は盗まれて、跡形もなく消えているか ボコボコに破壊されて、商品と金は盗まれている可能性が高い。フランスだけではなく、世界の多くの国で同じ様な事が起こると思う。



ついでに書いておくと、自動販売機は便利だが、自動販売機で売られている清涼飲料のために、どれだけ街中やロードサイドにゴミ(空き缶)が増えている事か。そこらに捨てるヤツも悪いが、そこら中に設置する業者や設置させる方も悪い。

治安が良いとゴミが増える。とかくこの世は住みにくい。

update 2001/06

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