2004年7月10日土曜日

R.E.M. / アール・イー・エム


Murmur / マーマー
1983

ロックは既に歴史の一部になっていた。

R.E.M.は60年代半ばに活躍していたバーズのギター・サウンドを意識しながらこのデビュー盤を作った。そしてR.E.M.は70年代後半のパンク・ロックのざらつたラフなサウンドを意識しながらこのデビュー盤を作った。

つまりR.E.M.にとってバーズもパンク・ロックも既に歴史の一部だったのだ。彼らはロックの歴史を勉強しながら、80年代を代表する名アルバムを作った。

アルバム・タイトルが意味するように、もごもごつぶやくようなマイケル・スタイプのヴォーカルが不思議な魅力を醸し出し、それにフォーク・ロック風のギター・サウンド が絡まる。《Radio Free Europe》が一番有名な曲だが、それに続く《Pilgrimage》や《Perfect Circle》なんかも大好きな曲だ。

憂いのある乾いたサウンドにはアメリカ中西部の夜の帳の訪れのような物悲しさが漂っている。

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