2007年2月15日木曜日

指揮者、Rafael Kubelik / ラファエル・クーベリックについて


さて、Rafael Kubelik / ラファエル・クーベリック。

なんとなく優しそうな名前だ。

名前を書いていても、ウォ~っ!と興奮しない。

ラファエルで思い出すのはRaffaello Santi / ラファエロ・サンティ。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、ラファエロは盛期ルネサンス期を代表する画家、建築家。ミケランジェロが偉大な改革者で あるのに対し、ラファエロはそれまでの芸術手法を統合、洗練して、女性的で優雅な様式を確立した、総合芸術の天才であると言える。うんぬんかんぬん。

と、言う事で、ラファエル・クーベリックの指揮もラファエロの名画同様に、優雅で、穏やかなのだ。

その優雅で穏やかな指揮スタイルからか、ラファエル・クーベリックは日本では以外と過小評価されているような気がする。芸術表現では大袈裟で悲劇的なものが尊ばれるようだ。

しかしラファエル・クーベリックのすっきりとした演奏は素晴らしい。

モーツァルトの後期6大交響曲集、ベートーヴェンの交響曲全集、マーラーの交響曲全集、いずれも安心して聴ける。

残念なのはブルックナーの交響曲があまり録音されていないこと。

ドイツ・オーストリア音楽の王道を見事に表現するのがラファエル・クーベリックだ。









update 2007/02

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