2004年7月20日火曜日

Steppenwolf / ステッペンウルフ


Live / ライヴ
1971

西ドイツからカナダへ移住したジョン・ケイが中心となり、1968年に結成されたのがステッペンウルフだ。

バンド名の由来はジョンの出生地であるドイツの小説家、ヘルマン・ヘッセの作品『荒野の狼』からだ。ヘルマン・ヘッセは当時ヒッピーたちを中心に、幅広い層に読まれていた。

ステッペンウルフにはこれといった代表的なアルバムはない。ステッペンウルフにはベスト・チューンあるのみで、それがハード・ロック史上不朽の名曲 《Born to Be Wild / ワイルドで行こう!》なのだ。だからある意味ではこの曲が収録されているアルバムこそステッペンウルフのベストともいえる。

さて、このライブ・アルバムにはヘビーでブルージーなロックが満載されている。そして殆どの代表曲がこのアルバムで聴けるのも嬉しい。《Magic Carpet Ride》から《The Pusher》、そしてライブならではのド迫力で演奏される《Born to Be Wild》へと続く後半ではロックの醍醐味がたっぷり味わえる。そんな中で箸休めのようなフォーク・バラッド調の《Corina Corina》なんかもいいぞ。

サングラスをかけ、ステージでは仁王立ち。そして渋くハスキーな声で歌うジョン・ケイは理想のロック・ヴォーカリストだ。

もう忘れ去られたバンドだが、私は今でもステッペンウルフが大好きだ。

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Steppenwolf / ステッペンウルフ

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