2004年6月30日水曜日

Paul Butterfield / ポール・バターフィールド


The Paul Butterfield Blues Band / ポール・バターフィールド・ブルース・バンド
1965

白人ブルース・ハープの元祖的存在、ポール・バターフィールドのデビュー・アルバムだ。

リー ダーのポールやマイク・ブルームフィールド、エルヴィン・ビショップ、マーク・ナフタリンなど、メンバー全員がシカゴの裏町を歩いていると街角で出会いそ うな、本物っぽい匂いをプンプンさせている。

こんな白人4人に、黒人のジェローム・アーノルド(bass)、サム・レイ(drams)という当時としては珍しい混合バンドだった。

リズムを預かるのが黒人だけに、《Born In Chicago》から始まるブルース・ナンバーはキュッとくびれた腰のようにタイトで、粘りがある。そこに神様リトル・ウォルター直伝のポールのハーモニ カ、チュウチュウ、マークとエルヴィンのギター、ギュインギュインが絡むのだ。そんなアルバムを気に入らないはずがないだろう。

シカゴ・ブルースのコピーだったサウンドは次第にロック色が強まり、同年にリリースされた次のアルバムのタイトル曲《East West》ではインド風のメロディーも加わる。

And More...


East West / イースト・ウエスト


Better Days / ベター・デイズ

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