2004年7月20日火曜日
Zombies, the / ザ・ゾンビーズ
Odessey And Oracle / オデッセイ・アンド・オラクル
1968
おどろおどろしいバンド名だ。
しかし多分ゾンビーズはロック史上最もビター・スイートで、切なくも麗しく、そして渋いメロディーを紡ぎだしたバンドではないだろうか。
キーボードのロッド・アージェント、ベースのクリス・ホワイトが作り出すサウンド、そしてコリン・ブランストーンの “泣き” のヴォーカルはロックのもつ男臭さや悪さとは無縁だ。まるで良家の息子たちが作り出した様な、お上品な雰囲気がある。
ぐっと沈むクリスのベース、コリンのスキャットとボーカル、そしてジャージーなロッドのキーボードが冴えわたる《Time Of The Season / ふたりのシーズン》は彼らの代名詞的ヒット曲で、一度聴いたら忘れられない印象的な曲だ。
これ以外にもポップな曲がきら星のように並ぶこのアルバム 『Odessey And Oracle / オデッセイ・アンド・オラクル』はゾンビーズの最高傑作だが、これは事実上グループが解散した後にリリースされた。
サイケでカラフルではあるが、落ち着いたジャケットデザインも洒落てるぞ。
ラベル:
音楽
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿