2004年7月20日火曜日

Stevie Ray Vaughan / スティーヴィー・レイ・ヴォーン


Live Alive / ライヴ・アライヴ
1986

兄貴の仇はオレが討つ。

スティーヴィー・レイ・ヴォーンは83年に『Texas Flood / テキサス・フラッド ブルースの洪水』でデビューするや、大センセーションを巻き起こした。

私にはそんなスティーヴィーの活躍がジョニー・ウインターの敵討ちのように見えてな らない。同郷のジョニーも100万ドルのブルース・ギタリストともてはやされたが、その後精神に異常をきたし、一時期シーンから完全にフェード・アウトしていた。

同じテキサス・ブルースをバックボーンに持つ二人だが、スティーヴィーの音楽はこってりした安物料理のB級グルメ感が存分に堪能 出来る上質なロックで、このあたりがジョニーとは一味違う。そんな彼の煮込み料理を存分に味わうにはライブが一番。ということで有名なデビュー・アルバムや二作目の『Couldn't Stand The Weather / テキサス・ハリケーン』をさておき、本作を選んだ次第だ。

前記ステッペンウルフのライブ盤にも同じことが言えるが、やはりロック・バンドの善し悪しはライブ・パフォーマンスに尽きる。そんな当たり前の事実を強く実感させてくれるのがこのライブ・アルバム。

ライブでは殺されても死なないようなタフネスさを発揮していたスティーヴィー・レイ・ヴォーンだが、1990年にヘリコプターの事故で帰らぬ人となる。

スティーヴィー・レイ・ヴォーン:享年35歳。

合掌。

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Texas Flood / テキサス・フラッド ブルースの洪水


Couldn't Stand The Weather / テキサス・ハリケーン

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