2004年6月10日木曜日
Keith Richards / キース・リチャーズ
Talk Is Cheap / トーク・イズ・チープ
1988
ロック・ミュージシャンはカッコよく老いぼれてほしい。
ミック・ジャガーのようにシェイプ・アップする必要も、エリック・クラプトンみたいにキザに生きる必要も無い。キース・リチャーズみたいに万年不良少年風に突っ張りながら生きてくればと思う。
そんなキースの、年老いてから初めてリリースするソロ・アルバムがこれだ。
タイトル名の『Talk is cheap』とは 「ぐちゃぐちゃ言うな」 みたいな意味だが、文句を言わずにとにかく聴いてみよう。シンプルでストレートなロックが楽しめるぞ。チャーリー・ワッツのどった・どったしたドラムも渋いが、このアルバムのタイトで切れのいいドラムも結構キースと相性がいい。バックの若衆に乗せられたのか、キース節のリフがいたるところで炸裂する。
かすれた哀愁の漂うダミ声でキースが歌うシンプルでストレートなラブ・ソング、《How I Wish》はいいなぁ。
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音楽
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