2004年6月10日木曜日
Joni Mitchell / ジョニ・ミッチェル
Hejira / 逃避行
1976
このアルバムの1曲目《Coyote》が流れると、ひんやりとした新鮮な空気が部屋中に吹き込んでくるような感じがする。
ジョニ・ミッチェルのサウンドにはクールな気品が溢れている。
ジョニは74年にリリースした『Court and Spark / コート・アンド・スパーク』あたりからフュージョン系のミュージシャンを起用し始めた。そして独自のスタイルを確立したのがこのアルバム『Hejira / 逃避行』だ。
ここではジョニの落ち着いた歌声とアコーステック・ギター(抜群に巧い!)に茫洋としたジャコ・パストリアスのベースが羽根布団のように重なり、溶け合う。
自分でデザインしたモノクロ風のジャケットの出来も素晴らしいの一言で、それはビジュアル的にこのアルバムの音を見事に表している。
ジョニ・ミッチェルはまったくもって才女なのだ。
And More...
Court And Spark / コート・アンド・スパーク
Miles Of Aisles / マイルス・オブ・アイルス
Shadows And Light / シャドウズ・アンド・ライト
ラベル:
音楽
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